ヘルニアのこと教えます

ヘルニアを知ろう

ヘルニアとは、臓器が正しい位置からずれ、飛び出してしまった状態をいいます。 ヘルニアは体の大抵の場所で起こりえるものですが、特に有名のは椎間板ヘルニアや鼠径ヘルニアではないでしょうか。 現代人は運動不足な傾向にあることや、日常的に姿勢が悪くなりやすいことなどが、筋力の衰えが原因で発生するヘルニアが増えているのです。 ヘルニアのなかでも多いとされている椎間板ヘルニアには、繊維輪にひびが入って、そこから髄核が完全に飛び出してしまう「脱出型」、飛び出した髄核が椎間板の中にある髄核と離れてしまう「完全脱出型」、繊維輪にひびは入っていなくて、髄核が繊維輪から飛び出すこともなく、ただ髄核と繊維輪が一緒に膨れ出る「膨隆型」の3つのタイプがあります。 どのタイプにしても、椎間板ヘルニアが出る場所のすぐ側には脊髄が通っていますので、もし、この脊髄が圧迫されて損傷してしまうと、下半身麻痺などの重大な後遺症を起こしてしまう可能性もあるので注意が必要です。...

腰椎椎間板ヘルニアについて

椎間板ヘルニアは、発生した部位によって分類されます。 ヘルニアが腰椎に起こると「腰椎椎間板ヘルニア」となります。 腰椎椎間板ヘルニアは、腹痛や下肢痛を起こす病気で、16歳から50歳くらいの青壮年者に多い疾患とされています。 発症する確立が最も多いのが20歳代で、次いで30歳代、40歳代となります。 高齢者でもなるのですが、高齢者の場合は、別の病気も考慮した方が良いとされています。 腰椎椎間板ヘルニアの主な原因は、腰への過度な負担です。 痛み方は、転げまわるほどの激痛や、ジクジク痛むものまで様々ですが、脱出型だとより強い痛みを感じるようです。 神経根をヘルニアが圧迫していると、激痛というよりも痺れの症状がでやすくなります。 腰椎椎間板ヘルニアが突然発症した時は、腰椎が炎症をしているので、その患部を速やかに冷やして、炎症を抑える必要があります。 腰椎椎間板ヘルニアの治療は、保存療法が一般的ですが、この治療を3ヵ月行なっても症状が改善されない時には手術が検討されます。...

頚椎椎間板ヘルニアについて

腰椎に起こったヘルニアを「腰椎椎間板ヘルニア」と呼ぶのに対し、頚椎(首の骨)に起こったヘルニアは「頚椎椎間板ヘルニア」と呼びます。 頚椎は7個の椎骨で構成されており、この部分に強い力がかかったりする事で、椎骨の間の椎間板から髄核が突出してしまった状態を頚椎椎間板ヘルニアというのです。 頚椎椎間板ヘルニアは、上半身に症状が出ることが多いのですが、圧迫されている神経が広範囲に広がっていると、下半身にまで症状があらわれる場合があります。 頚椎椎間板ヘルニアの主な症状は、肩こり、背中の痛み、手から腕にかけての痺れや痛みなどです。 頚椎椎間板ヘルニアも保存療法が中心で、鎮痛剤や筋弛緩剤、ビタミンB12などを用いて治療していきます。 場合によっては、けん引療法が行なわれます。 けん引療法は、あごを引いていない状態で行なうと、頚椎が後ろに下がって神経組織を圧迫してしまい痛みの症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。 保存療法を行なっても痛みが一向に取れず、日常生活に支障をきたす場合は手術療法が行なわれます。 頚椎椎間板ヘルニアは、外から見ただけでは分かりませんので、頚椎椎間板ヘルニアではないかと思った時は、専門医による診断や検査をしてもらって判断しなければなりません。...

治療後も予防対策が大事

ヘルニアは痛みが治まっても完治したと思ってはいけません。 ヘルニアが現代病と呼ばれているのは、生活習慣が原因で起こる病気だからです。 また、ヘルニアは再発する可能性のあるものですので、治療を施したあとも生活の仕方に注意をしないと、また発症してしまうので気をつけましょう。 ヘル二アの治療後は、体を酷使する事を避けて、なるべく腰などに負担がかからないようにしましょう。 規則正しく生活をし、バランスの取れた食事を心がける事も大切です。 コーヒーやアルコールなどの刺激物はあまり良くないので控えるようにしましょう。 適度に運動をすることも忘れないことです。 腹筋や背筋の筋力向上は、背骨への負担を少なくする働きがありますので、ヘル二アを起こしにくくしてくれます。 ハードな筋トレを行う必要はありませんので、適度に体を動かすようにしましょう。 ヘルニアの原因となっていた生活習慣や筋力不足などを放っておいては、いつ再発してもおかしくない状態になってしまうので、どうしてヘルニアになってしまっていたのかを十分把握して、治療後はその原因を失くすように努力する事が大切になります。...

日常生活で注意したいこと

椎間板ヘルニアを起こさないためには、日常生活のなかで、いかに背骨や腰に負担をかけないようにするかがポイントとなってきます。 腰椎椎間板ヘルニアだでなく、単なる腰痛などの予防や再発にも正しい姿勢でいることが第一です。 いくら治療をしてヘルニアをなくしても、その後の姿勢が悪くては、また痛みが起きるようになってしまいます。 正しい姿勢を保つには、頭の真ん中から糸で体が吊られている感じをイメージする事、意識するし過ぎて極端な格好にならない事、長時間同じ姿勢を取らない事です。 頚椎椎間板ヘルニアの予防も同じで、首への負担を極力避けることが大切になります。 起きている時、立っている時、寝ている時など、どのような状態でも首への負担がかかっています。 その原因となるものすべてを取り除くというのは不可能な事ですが、首に加わる衝撃や刺激を少しでも減らせば、頚椎椎間板ヘルニアは防ぐことが可能です。 首への負担も、正しい姿勢で過ごしていれば、自然な状態に保つ事ができますので、日頃から正しい姿勢を心がけるようにしましょう。...



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